Phass designed and assemples all its products in Japan, by hand.
気になるあれこれ
試聴に使用したスピーカーは10センチ フェライトフルレンジです。フルレンジシリーズの中ではスタンダードタイプとなります。
感じ方は人それぞれなので、ご自身で試聴するまでは鵜呑みにせず、参考程度にして下さい。
音質は???
ピアノの音は、本当に生のピアノそのものです!!
フォークギターの音質は、ご自身でフォークギターをお弾きになられた方は分かると思いますが、生のフォークギターの音というのはギターの質にもよりますが、人によっては若干幕が張ったように聞こえる場合があります。悪く言えば少しこもった感じの音です。
ただ、ギターの箱の中に響く弦の音・・・マイクを通してではなかなか分かり難いですが、録音状態の良いCDではそれらの音と言うのか響き・雰囲気などが伝わります。
試聴したCDでは、それらフォークギターの生の音が見事に再現されています。
PHASSのスピーカーの音質が他のスピーカーと決定的に違うところは、マイクを通して鳴る音とマイクを通さず鳴っている音・・・電子ピアノの音とグランドピアノ又はアップライトピアノの音・・・PHASSはどちらも、後者の音に近い音です。
ヴォーカルの声に厚みがあります。女性ヴォーカルでも発する声には低い周波数も混じっていますので、それが、そのままスピーカーから聞こえます。声に厚みや深みがあると感じるのは、そのためかもしれません。
PHASS・10センチ フェライトスピーカーの場合、ドラムやベースなどの低音も余すことなく再生されます。
ただ、そこはやはり10センチなので、30センチのウーハーのような低音は出る訳がありません。しかし、10センチとは思えない程に遙かに低音は出ています。切れの良い低音と言うのが一番合っている気がします。(ドアのセッティング次第で雲仙の差となります)
スピーカー交換をご検討のお客様は、皆様当初はウーハーも予定されるのですが、完成後にお聴きいただくと結局ウーハーはキャンセルになってしまいます(笑)ウーハーの低音が大好きな方には、やはりウーハー無しでは物足りないかもしれません。
ウーハーを予定している場合には、まずウーハー無しで試聴してからお考え下さい。使用するウーハーによっては、せっかくの音質がウーハーの低音によって台無しになる場合もありますので、ご注意下さい。
フルレンジの場合、音の定位は???
結論から言うと、セパレートの方が定位を取りやすいです。
ただ、セパレートの場合はセパレート特有の高音ばかりが耳に付く・・と言う事があります。
一般的なフルレンジ(コアキシャルも含む)の場合、音がモロにドアから聞こえるといったデメリットが有るのですが、ドアのセッティング(デットニングや制震)を行いスピーカーの性能を十分に引き出すことがでデメリットはかなり薄れてしまいます。
そもそも定位にこだわる必要が無いほど音質に満足します。
当店で行う音質調整の基本は、原則アナログ的なセッティングとなります。
デジタル補正機能を使用せずにドアのセッティングなどでスピーカーの性能を可能な限り発揮させる方法を取ります。
フロントにPHASS10センチ(フェライト)、リアは純正スピーカーのお客様のお話ですが、ユニットの前後の音量バランス機能(フェだー)でフロント寄りに設定していたようですが、やはりPHASS本来の音が出ていませんでした。音もドアに張り付いたような感じです。
そこで、リアスピーカーを断線し鳴らないようにして、ユニットのバランスもセンターにすると、本来の音が出るようになりました。そして、ドアに張り付いたような感じで聞こえていた音も、定位が上がったのか、気になりませんでした。
上記は偶然の結果なのかもしれませんので、全てに当てはまるとは言えません。
定位や音質で行き詰まった場合の参考にして下さい。
PHASSのスピーカーの場合、ヘッドユニットの機能(左右・前後の音量バランスやイコライザー、タイムアライメント、その他音質調整機能)は全てOFFにする事で、改善される場合が多いです。
そして、不思議な事にPHASSのスピーカーの場合、上記の件を除いて定位が著しく悪いと感じた事はほとんどありません。
取り付けを行う車種や使用するアンプなどによっても、音質や定位は様々に変化します。
PHASS REシリーズのアンプを取り付ける事により、さらに極上の音質となります。
定位の事をもう少し詳しく知りたい、またはフルレンジのメリット・デメリットを理解したい場合はこちらをご覧ください。
もっと具体的に!!
PHASSのスピーカーの音って???
と、考えるよりもCDの音源を忠実に再生していますので、録音状態の悪いCDでは当然良い音として感じる事が出来ません。
スピーカーがCDを選ぶようになります。
いままで気にした事など無かったCD自体の音質が気になるようになり、買うCDも変わってきた・・と、PHASSのスピーカーを取り付けたお客様の多くに、このような報告を受けています。
音声信号を忠実に再生するスピーカーなので、むしろ音質の善し悪しを左右するのは再生機器やアンプ、CDの方になると言っても過言ではありません。
取り付けする車種(ドアの構造)により、同じスピーカーでも鳴り方が大きく変わります。
最善の施工をする事で、スピーカーの性能を最大限発揮させる事が可能です。
CDなどのヘッドユニットでは、前後・左右のスピーカーの音量バランスやイコライザー機能、その他の機能などは一切OFFにした方が音質は良くなります。
これは、PHASSのスピーカーだけに限った事ではないと思いますので一度お試し下さい。
ヘッドユニットのイコライザーなどの機能をOFF又はフラットにすると音質が悪くなるような場合は、音声信号を忠実に再生できていないスピーカーなのかもしれません。。。
10センチのスピーカーの場合は、インナーバッフルの制作が必要です。スピーカーの背面開口部が小さいため、空気の流通が悪いと低域が不足します。
画像は一般的な純正スピーカーとの比較です。
10センチ アルニコマグネットのフルレンジの場合では構造上、端子を使用してケーブルを接続するのが難しく、確実な接続のためハンダを使用します。
前後で違うスピーカーの場合・・・よくあるのが、フロントはPHASSの10センチフェライト、リアは純正という組み合わせです。
フロントとリアの音質差がありすぎて、違和感を感じるお客様が大変多いのが事実です。
ヘッドユニットの機能で、前後のバランスをフロント寄りに設定するとフロント・リア共に音質が極端に悪くなります。
前後のバランスをセンターにすると、リアからの音がより聴こえ違和感となり、結果的に音質を落としてフロントからの音を重視するのか、2つの音質が混ざり合い違和感のある音質を取るのか・・・という、なんとも妙な結果になってしまいます。
音質が落ちるといっても、使用しているユニットの機能によって違いがありますので、全ての場合で同じ現象が起こるとは限りません。
セダンやコンパクトカーなどでは、フロントスピーカーのみで鳴らしても全く問題ありませんが、室内の広いミニバンタイプの車種では、リアスピーカも必要な場合もあります。
前後で音質が違い違和感を感じる場合には、思い切ってフロントのみの再生にするか、前後とも同じスピーカーにするかの選択が確実となります。アンプを使用している場合には、前後でゲイン調整が出来ますので、上記のような問題が発生してもある程度の対処が可能です。