Phass designed and assemples all its products in Japan, by hand.
メリット・デメリット
〜メリット・デメリットを活かして、最高のフルレンジをさらに贅沢にパワーアップ〜
PHASS アルニコマグネット仕様のフルレンジスピーカーは、それ単体でもセパレートのスピーカーでは味わえない生々しい音質が再生可能です。
フルレンジスピーカーは、そもそも低音から高音までが再生可能なので、基本的にはフルレンジを使用する場合、ツイーターは必要ありません。
このページの一番下あたりにも記載していますが、PHASS RE50以上のシリーズのアンプを使用する場合には、ツイーターは全く必要ありません。
以下の方法はRE以外のアンプでスピーカーを鳴らす場合、より理想に近づける方法として現在、当店がオススメしています。
基本はフルレンジのみなのです。
PHASS FD0590PHASSに限った事ではありませんが、車内でのフルレンジの取り付けでは唯一の欠点が出てきます。(車種によって様々ですが)それは、スピーカーの取り付け位置が大きな理由ともなりますが、足元付近にスピーカーを取り付ける事によって、どうしても高音域が耳に届きにくい・・というのがあります。
高音域が鳴っていないのではありません。スピーカーの取り付け位置やシートポジションの関係で、高音域が弱く感じてしまう場合があるのです。
上記のフルレンジの欠点があるからこそ、セパレート型のスピーカーが現在では主流となっています。
では、セパレートのスピーカーには欠点は無いのか・・・というと、ツイーターを上部に取り付ける事によって、高音域が耳に届きにくいといった欠点は無くなりましたが、ミッドレンジとツイーターという2つのスピーカーに別けてしまった事で、中音域が薄くなってしまった事と、逆に高音域ばかりが耳に付き長時間聴いていられない、又は耳が痛い・・などの欠点があります。
ごく簡単に言うならば、フルレンジとセパレートの最大の違いは中音域です。本当は、もっと色々と違いがありますが、今回は省略いたします。これは、試聴すれば必ず誰でもが分かる程の違いがあります。
セパレートでもフルレンジと大差の無いスピーカーは・・・というと、残念ながら現在のところ見つけ出す事は出来ていません。
フルレンジを、さらに至福の音質に・・・とは、フルレンジの唯一の欠点をカバーする事です。
そこで当店では、PHASSのアルニコマグネット仕様のフルレンジにツイーターを追加で鳴らすという方法をオススメしています。ツイーターなら何でも良いと言うわけではありません。
アルニコマグネットの生々しい音質を邪魔しない相応のツイーターが必要です。
① ツイーターの追加は、フルレンジから出る高音域を
サポートする為です。
② フルレンジでは出ない高音域をツイーターから鳴ら
す・・・という考えではありません。
①と②では、ツイーターを追加するという根本的な理由が異なりますので、混同しないで下さい。
フルレンジは、フルレンジとして周波数のカットは無しでそのまま鳴らします。ツイーターは、使用のツイーターに合わせて、又はお客様のお好みに合わせてクロスポイントを設定し、ネットワークを制作します。
現在ではPHASSから、フルレンジとツイーターの組み合わせを考慮したネットワークが発売されています。フルレンジと最も繋がりが良く、違和感のないネットワークとなっています。
画像のAT58又は、NT25exがフルレンジとの組み合わせでは最適となります。ツイーターは補助的な役割となりますので、基本的には大きく鳴らす事はありません。ただし、お好みによって鳴らし方は自由に調整可能とする事も出来ます。
ネットワークの制作段階でツイーターに抵抗を増やす場合と、そうでない場合にはツイーターにアッテネーターなどの減衰器を使用して、お好みに合わせて調整します。
アッテネーターは、ツイーター1つにつき1つ必要となります。手に届く所に設置する事で、CDや曲によってすぐに調整する事が出来ます。(エスティマ・ハイブリッド アッテネーターBOX制作)
ツイーターを取り付ける事により、フルレンジから耳に届きにくい高音域を補助する事と、フルレンジだけでは取りにくい定位を取りやすくする・・・
ツイーターを付ける事によるメリットはかなりありますが、デメリットはありません。
ただし、ツイーターのチョイスと音量が大きなポイントとなります。
主張するほどの音量では逆に耳障りとなる事もありますので、用途をシッカリと把握した上での音量調整が必要となります。
PHASS アルニコマグネット仕様のフルレンジスピーカーに同レベルのツイーターの取り付けでは、フルレンジの欠点を補い、一般のセパレートタイプの欠点を克服したまさに極上至福の音質となります。
ただし、フルレンジのスピーカーを最大限まで引き出し、十分に鳴らせる事が重要なポイントです。ドアを間違った施工で行い、フルレンジが十分に鳴っていない場合、または音質自体が悪い場合には、ツイーターの追加は単なる誤魔化しとなり、それでは至福の音質にはなりません。
上記の全ては、PHASS RE50シリーズのアンプを取り付けた場合には必要ありません。RE50シリーズのアンプを取り付ける事により、車内での欠点は全て解消されてしまいます。音の広がり方や、臨場感が他のアンプとはまるで違います。