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REシリーズのアンプは4.25以外に数種類ありますが、この4.25はREシリーズの中で最もリーズナブルな金額となっています。
REシリーズは、スタンダードプッシュプル回路を基本としていますが、4.25はシングルエンドプッシュプル回路となっています。
このシングルエンドプッシュプル回路というのは、一部を除いてほぼ全てのアンプに採用されています。
一般的なシングルエンドプッシュプル回路の限界にどこまで近づけるか・・・をコスト制限の中で実現させたアンプです。
ちなみに、REシリーズの4.25以外のアンプはスタンダードプッシュプル回路で、他のアンプとは(他メーカーも含めて)内部構造自体が違います。
店内に試聴用として以前から置いてあるPHASSの「HP100」というアンプと聴き比べてみました。
「HP100」は、現在、販売は終了しています。
まず「HP100」ですが、他メーカーの中堅アンプとは比較にならない程に厚みがあり、輪郭のハッキリした音質なのに硬い音ではなく優しく温かい音質です。
「HP100」でも十分な音質で、決して後悔はしないアンプです。。。ただし、REを聴くまでは(笑)
RE4.25の試聴をして、まず感じたのが音が前に出てくる感じがしました。音全体がグッと前に出て、臨場感が増し、テレビで言うなら3D映像のような感覚です。
全体的に音が広がり、しかしサラウンドのような広がりではなく、本当に自然な臨場感と立体感がありました。
ただ、メタル系でのエレキギターの音では、HP100の方がエレキらしい音質・・・RE4.25では、キレイすぎるような気がしました。
REアンプの実力
次は、RE50Hi の試聴です。
同じREシリーズなので、試聴する前までは、若干の違いだけだろう・・・と軽く考えていました。
上記のHP100とRE4.25で感じた違いがさらに増し・・・というか、圧倒的なクリア感でHP100と比べた場合、同じスピーカーとは思えない程の違いがありました。
PHASS、フルレンジ16㎝のフェライトスピーカーを使用して試聴していますが、まるでアルニコスピーカーに変わったかのような違いを感じました。
これで、アルニコスピーカーの音を聴くと、一体どうなるのだろう・・・と思うと、想像しただけで鳥肌が立つほどです。。。
RE4.25とは内部構造が違い、その違いがそのまま音質の違いとなっているのだと思います。
RE50とRE4.25では、値段も10万円以上の差があります。実際に試聴して感じたのは、値段以上の価値のあるアンプだと思いました。
RE50をしばらく試聴した後に、HP100に切り替えると・・・以前まであれだけ満足していた音質だったのに、こもったように聴こえます(泣)
一度、良い音を聴いてしまうと、HP100ですら、もう受け付けできなくなってしまったようです。。。